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甦る畑中の家『うらの秦屋』




南側外観
東側の下屋根を嵩上げし、全体を大屋根とし、棟を長くすることで安定感を出している。
また、玄関部分に入母屋の屋根をかけることにより、建物にメリハリが出来て、120年の
歴史の重みを感じられる。





取次ぎの間
建具と壁を明るい基調で仕上げる。
ケヤキの大引き天井は補修にとどめそのまま残す。





生活の間
中二階部分を吹抜けとし、隠れていた小屋根を化粧で魅せる。
意匠的でない構成美を感じる。



建物の特長 
畑中に残る庄屋家(本家・東の秦屋・西の秦屋・うらの秦屋)の内の、うらの秦屋を軸組みを残して前面改修し、今に再生した。

郷愁・畏敬
先祖の残してくれた建物を、面影を残しながらも現代に使えるように改修し、次世代に伝える。

構造・構成美
昔の職人の手仕事を残す。一つ一つの寸法は まちまちでも、造りあげられたときに 全体として 美しく構成。

自然素材
地元産出の材料をできるだけ多く使う。その土地の気候風土に建っていた民家は、その土地で育った材料が一番。


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